勝手にランキング(炭酸水 編)

4年くらい前から、「炭酸水」を「普通の水」として飲めるようになった。

「ものごころ」がついてから、

「炭酸水」というのは、

所謂「サワー類」をつくるための「割り材」であり、

それは「単独」で飲むものではない

と、30年以上、ずっと「信念」のように思っていた。

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私が20~30代前半にかけて、とてもお世話になった取引先に、

S原さん、というレストランの支配人がいた。

S原さんは、戦前の生まれ年配の方だったが、

長身で豊かな白髪、都会の育ちの知性が漂っており、

昔でいうところの、「ドンファン」あるいは、「ジェントルマン」のような形容がふさわしい人であった。

忙しい時間帯でも、当時、「若者」であったの私の話を、

タバコを右手の人差し指と薬指で挟み、

その手で頬杖をしながら、

紫煙の先に、ニコニコと、ゆったりした笑顔で、私の相手を何時間でもしてくれた人であった。

S原さんの事は、あとで、ゆっくりと書きたいを思っているが、

とりあえず、

今から、20年くらい前の話。

ある日、私が東京の展示会で、ある品物のサンプルをもらい、それは売れるかどうか?ということを、血気余って、K原さんに相談しに行った時の事だった。

私が取りとめもなく、展示会や商品についてしゃべることを、

S原さんは、「ふ~ん、そうなんだ」と、

いつものように、タバコの煙を揺らしながら、私の話をニコニコと聞いていたが、

急に席を立ち、ドアを開け出て行ってしまった。

そして、少し経った頃、

キンキンに冷えたカナダドライのクラブソーダのビンを一本もってきて、

シュポッ!

と、栓を開けて、ビンに直接口をつけて、ゴクゴクと飲み始めた。

私は、ジンジャエールと間違ったのかと思い、

とっさに、「あっ!、S原さん、それ、飲み物じゃないですよ!」

注意したが、

「バカ、お前、何言ってるんだ!これがうまいんだって!」

と、諭されるように言われたが、

私は内心、「そんな、味がない炭酸なんて、美味しいわけないじゃないか」と

逆に、S原さんの味覚を疑ってしまった。

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あれから、十数年経ち、私もようやく、S原さんの味覚に追いついた。

というわけで、

2015年6月現在、純粋に飲んで美味しい炭酸水(フレーバー無し)部門、

私の勝手にランキング、ベスト2の発表です。

第2位、アサヒ ウィルキンソンタンサン

第1位 サントリー 南アルプスの天然水スパークリング

まぁ、「ベスト3」ではなく、あえて「ベスト2」にしたところが、今回ちょっと工夫したところなのだが・・・。

Takatiyo09makihata

日本百名山「巻機」の伏流水で仕込んだ

高千代 巻機 純米吟醸

iTQi 5年連続金賞受賞おめでとう!

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