久々に越山

9月13日 水曜日。

毎年恒例の日本名門酒会の全国大会に行ってきた。

もちろん日帰りである。

会場は、新宿にあるいつもの京王プラザホテル。

つくづく、東京は人が多いな~、商売をするならやっぱり東京だよね、と思う。

一通り見て回った後、早々に会場を後にして、

南阿佐ヶ谷にある、「角打ち」をしているお店を見に行った。

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杉並区役所を過ぎ、警察署の信号を左折し、大きなマンションを右手に見ながら、

アーケードのある商店街へ向かう。

そのお店の「角打ち」は店頭ではなく、店舗の奥に飲める場所があるという形態だ。

「秘密感」があって、


なるほどな、と思った。

向かいには小さな公園があり、そのすぐそばに自転車置き場。


夕方の時間帯は帰宅や、買い物とかで、引っ切り無しに誰かしらが、

その「角打ち」スペースの前を通る。

外の様子を、ぼ~っと眺めていると、たまに通行人と目が合い、

何となくバツが悪い。

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都心から離れても、やっぱり、つくづく東京は人が多いな~、と思う。

しかし、その首都・東京でさえ、何年かのちには人口減少に転じることが予想されている。

地方からの流入によって、人口増加をしている東京が、人口減少するということは、

その時、地方は一体どうなってしまうのだろうか?

と、真剣に悩む。

2017年、秋田県の人口が100万人を割り込んだ。

新潟県の人口は約230万人。

移民の受け入れをしない限りは、新潟もいずれ100万人を割り込む時代がやってくる。

人口が減っているのにもかかわらず、

私の住む新潟の片田舎に大型店やらチェーンストアが続々と出店してくる。

これから、数年後や10年後、一体、この国はどうなってしまうんだろうか?

そんなことを思いながら、缶詰をつまみにサッポロラガービールの盃を重ねた。

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私の席の向こうには、知らないオヤジが新潟の酒について、同席のカップルに延々と語っている。

状況としては、多分、そのオヤジは常連。

偶々一緒になったカップルと酒談義になったが、結果的にその常連のオヤジの一人語りになっていたように思う。

ビールを飲みながら彼らの会話を傍耳を立てて聞いていた。

私からしたら、

「ハぁ~? おっさん、何をいい加減な事、言ってんだ、コラぁ?」

という、


でたらめな、新潟や山梨の蔵元の話を、そのオヤジは得意になって話している。

そして、その話に対してカップルは、


「そうなんですか。だから何とかなんですね~」

とか言って相槌を打っている。

私は、「違う。そうじゃないんだ」と喉元まで言葉が出かかった。


しかし、帰りの電車の時間が迫っていて、あと数分しかいる事ができない。

あぁ、こうして、「口コミ」という形で、いい加減な情報が伝わっていくんだな、

と、

サッポロラガーと共に「反論」と「諦観」を飲み干し、

後味の苦さを残して店を出た。

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村祐 秋あがり

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今週の出来事など

地元開催の少年野球大会に、

開催地チームながらも予選敗退した翌日の日曜日。

小学生の次男以下の少年野球組は、三条市にある小奇麗な小学校で練習試合。

中学生の長男の方は、行政区分上は同じく三条市にある下田中学校で練習試合。

稲刈りが始まったのと、空の高さとか、空気の乾燥感とか、

夏が終わったな、

という過去完了感。

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翌日の月曜日。

世間様は、一週間のはじまりだ。

倉庫の入り口を竹ぼうきで、掃こうとしたら虫に気付いた。

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最初は全然気付かなかった。

そのまま、その竹ぼうきを使ってやろうかと思ったが、

一所懸命に「馴染んでいる姿」に、

敬意を表し、

そっと、

別のもう一本の竹ぼうきを手に取った。

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ゆきつばき ひやおろし

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先週の出来事など

9月7日。

当店から、約120km離れた湯沢町にあるホテルにて、

「鶴齢」の青木酒造の創業300年記念式典。

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やはり、「やり続ける」というのは、
すごい事なんだな、と改めて実感した。

帰りの電車は、照明の不具合のため、

真っ暗なホームで電車を待った。

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9月9日。

第41回 田上町少年野球大会。

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40年の開催実績のある歴史あるローカル大会だが、

2日前の、鶴齢の300周年からみると、

40年間が、一瞬かすんでしまう。

こちらは、開催地チームながら予選敗退。

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鶴齢 特別純米 ひやおろし

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漁港のある町まで

9月になったばかりの、火曜日。

漁港のある町まで配達に行った。


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からりと晴れた青空は、

夏のギラギラ感が抜け、少し物悲しい気がする。


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「海」と言えば、やはり「夏」。

大体、ヒットソング的には、


夏には、いろいろな出会いと別れがあって、

更に、山下達郎(「さよなら夏の日」)が言うには、


「夏」という「一番素敵な季節」

の後に、

「僕らは大人になっていく」ものだ。


けどさ~、

「私」としては、

自分自身、さほど大人になったとは思わないし、

どちらというと、

真夏よりも春から初夏の方が過ごしやすくて、

そっちの方がずっと「素敵な季節」なんじゃないかと、

体力的に思ってしまう年齢になってしまった。

***

それはともかく、あまりにも天気がいいので、

ドライブがてら、少し遠回りして、海岸線に沿った国道を北上した。

海沿いのカーブを 僕の白い軽のバン

曲がれば、夏も終わるんだよなぁ・・・・。

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越の鶴 「本正」 Specially made

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石本酒造 創業百十周年 記念懇親会(2)

社長の挨拶にはじまり、

常務からの営業報告や、

杜氏からの百十周年祝酒「一輪一滴」の酒質説明。

私の席からは、なぜか檀上の人物がハレーションを起こして、うまく写らない。

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乾杯は、当然、この祝酒。

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精米歩合27%以外は、スペックは非公開。

非常に香り高く、会場内が吟醸香に包まれる。


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まぁ、とにかく盛大な懇親会であった。

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銀座九兵衛の寿司。

普通に一貫食べてから、指摘されたので、慌てて撮影。

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約2時間半の祝宴。

最後は、「鼓童(こどう)」の送り太鼓で、会場から退出した訳だが、

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盛大な宴ゆえに、その終焉に、酔っ払った親父達をパーティーコンパニオンが整然と立って見送っている姿は、極めてシュールに見える。

しかし、出口に流れるように退出する酔客が「水」ならば、

見送りに微動だにしない、白い制服のパーティーコンパニオンは「山」。

そして「鼓童」の送り太鼓の音は、水の波紋のメタファー。

つまり、この宴の終わりは、「枯山水」を表現していると見做すことができるのではなかろうか?

要するに、新潟でも指折りの一流ホテルでの盛大で「瀟洒」な祝宴の中にも、

「枯山水」」という、

最後は、侘(わび)と寂(さび)という「閑寂」を表現するという美意識こそが、

「淡麗辛口」の中に感じる「旨味」であり、


この懇親会の最後の、


一見、不条理に見える絵柄、


これこそが、

「真味只是淡(しんみはただこれたん)」


という、新潟を代表する淡麗辛口清酒の真骨頂を表すレトリックなのであろう。




若干、意味不明な事を、

つらつらと綴った私が意図するところは、

ほのかに漂っていると思うが、

要するに、

2017年9月25日に、創業百十周年祝酒「一輪一滴」が発売されるので、

是非、当店でお買いもとめ下さい、

ということだ。

その意図を汲んでくれれば、実にありがたい。


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越乃寒梅 百十周年祝酒「一輪一滴」(純米大吟醸)

720ml ¥23,000(税別)

予約承り中!

クレジットカード使えます!現金大歓迎です! 

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石本酒造 創業百十周年 記念懇親会(1)

9月、最初の日曜日。

新潟を代表する清酒「越乃寒梅」の蔵元の、創業百十周年記念懇親会に出席させていただいた。

2017年で、110周年ということは、1907年(明治40年)が創業の年ということになる。

1905年に終結した日露戦争のわずか2年後だ。

しかし、



やはり伝統産業の枠組みの中では、


江戸時代から続く蔵元から見れば、

100年以上の社史を誇る石本酒造といえども、


自らは決して「老舗」とは言わないところが、日本酒文化の奥深さの証左だと思う。



***

まぁさ、何だかんだ言ってもさ、

「越乃寒梅の石本酒造」と言えば、

誰もが知る、


「幻の銘酒」という、


タイトル保持者ですよ。




ということで、

「チャンピオン」にふさわしく記念懇親会の会場は、


新潟でも指折りの、ホテルでの開催。

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新潟駅から向かうと、日本一長い川・信濃川を掛る万代橋をわたる。

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あぁ、この川はどこから流れてきて、
そして、どこに向かうのだろうか?

美空ひばり的には、

ゆるやかにいくつも時代は流れていくんじゃね?

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「越乃寒梅」が1960年代に「幻の酒」呼ばれるようになり、

半世紀以上が経過した。

昨年は、約40年ぶりの新商品「純米吟醸 灑(さい)」が発売された。

いわゆる「地方清酒」の姿は、半世紀前から比べれば、

首都圏の嗜好やメディアや販売者の「意向」により、

大きな変化をした。

良いか悪いかは別として、

歴史的な事実としては、

第一次地酒ブームの「源流」の一つは、

間違いなくこの「越乃寒梅」だ。

会場に向かうまでのこの川は、「越乃寒梅」を隠喩的に表現しているのかもしれない。

という事を考えながら、橋を渡った。

訳ではなく、後から付け加えました。

つづく

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越乃寒梅 白ラベル

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越乃寒梅 百十周年祝酒「一輪一滴」(純米大吟醸)

予約承り中! 

2017年9月25日発売!



つづく

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「くじの日」に思う

9月2日は、

「くつの日」[く(9)つ(2)]。

みんな、

そう思っているに違いないと思うが、

いや、




やっぱり、

9月2日は、


「宝くじの日」[く(9)じ(2)]か?

******


本日、次男以下、少年野球組は、見附市でローカル大会に参加。

私は仕事で観戦には行かなかったが、


聞くところによると、

かなりの接戦だったようだ。


時間制限で同点だったため、エキストラ方式による延長戦。

延長2回でも、決着がつかず、

最後は「じゃんけん」。

結果は、5-4で惜敗。

とにかく、これは悔しいし、


試合で負けたののなら、実力差ということで納得するが、

「じゃんけん」で負けるというのは、

心の中では納得がいかないところも、

実は、ある。

しかしお互いに、いい試合をして、どちらも甲乙つけがたいとは言え、

トーナメントなので、どちらかが勝者と敗者にならなければならない、

というのは、それはそれで仕方がないことだ。

***


私としては、今日は「くじの日」なんだから、


「くじ」で決めてもらうと、



「じゃんけん」よりは、その結果に納得できたと思う。

だから、結果として負けたとしても、

「今日はくじの日だから、仕方ないよね」

と、みんな納得すると思うのだが・・・。


ちなみに、「くじの日」についての豆知識としては、

室町幕府の第6代将軍・足利義教(よしのり)は、

「くじ引き」で将軍に決まりました。

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萬寿鏡 J55 Yamahai(山廃)

話の流れとしては、酒名の

「J55」の「J」は、

「じゃんけん」の「J」の略です。


たぶん、間違いありませんが、

蔵元には、確認しないでください。

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9月になった

9月になった。


今年も残すところ、あと3か月だ。



私の商売としては、ここから12月まで加速度的に時間が過ぎて行く。


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今日は、小学校のPTAの文化祭関係の会合であったが、

いろいろあって、欠席。

閉店後、中学生の長男のトスバッティングのお付き合い。

本当は、私の方が、トスバッティングの打ち込みなんかよりも、

仕事の「伝票」の打ち込みをしたいんだけどな・・・。



と思いつつ、


「いい加減に、試合で結果出せや!」


と心の中で叫びつつ、ひたすらに無言で長男にトスを上げる。

今日、9月1日は「防災の日」だが、

全く防災とは関係のない、9月のスタート。

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越路の紅梅 純米吟醸 越淡麗

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夏の終わり

8月31日。

気候がどのこうのというより、


カレンダー上、


明確に「夏が終わったな」という感じである。

*****


夏の甲子園も終わったし、

NHKラジオ第一の「夏休み子供科学電話相談」も終わった。

「夏」と名の付くものは、すべからく、8月末日で一旦終了である。

***

うちの小学生、中学生の子供達は、8月末から新学期が始まったのだが、


とにかく、ギリギリになって「終わらせた」夏休みの宿題が大変だった。

ちなみに私は一切手伝っていないが、

「夏休みの宿題」の代表格といえば、

何と言っても、やはり、最も困難を極める「自由研究」だろう。

「自由研究」ということは、

つまり、

「フリースタイルリサーチ」なんだから、

「科学」ということに、

必ずしもとらわれることではない、


と言うことに、大人になってから気付く。

私の子供達は、「だから何が言いたいの?」という、

本人が何がしないのかわからないという、

底の浅い上辺だけの科学実験を、


「どこかからパクって」


やっつけ仕事で、まとめて提出したようだが、

もし、今の私が子供達の立場だったら、どんな自由研究をしようかな?

と考えてみた。

***

自由研究のテーマ、


そうだな~、俺も40も半ばだし、そもそも文系だしな~、

「夏の終わりはどうして寂しいのか?」


なんかどうだろうか?


たぶん、一生終わらない研究だ。







なので、却下。

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鶴齢 「爽醇」 特別純米

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歴博に行ってきました

とあるセミナーで、長岡市にある県立歴史博物館に行ってきた。

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歴史とは全く関係のない内容なのだが、

県の外郭団体が主催するセミナーだったため、このような県の施設が使用されたのであろう。

ちょっと早めに行って、展示を見学しようと思ったが時間の都合がつかず、

博物館に行きながらも、そこの研修室へ、ただ行って帰ってきたようなものだ。

この歴博が位置している場所は、長岡駅からバスで40分もかかるという、


要するに、誰が見ても、


車がないと思いっきり不便な場所に立地している。

土日はどうかは知らないが、やはり、平日の昼間は閑散としている。

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歴史博物館としては、新潟県最大の巨大な施設だが、

その巨大さゆえに、平日の昼下がりの静寂さが、

たまらなくいい。



あまりの閑散さに負け、ミュージアムショップで、

衝動的に山本五十六の一筆箋を買ってしまった。

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米百俵 大吟醸

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