一日一善
毎年、冬になると、早朝か深夜に隣の佐藤さんちのブロック塀に車がぶつかる。
毎回、けが人があるわけでもなく、ただ、ブロック塀の一部が壊れるだけなのだが、
昨晩、その毎年の恒例行事だったらしい。
「らしい」というには訳がある。
車がブロック塀にぶつかった時、その衝撃音は決して小さくはないと思うのだが、
佐藤さんちの両隣である、ウチと星野さんちは、
毎回、寝ていて気が付かない。
朝になって、一部崩落したブロック塀と、動けなくなったため一時的にウチの倉庫前の駐車場に放置してある車を見て、その事に気づくのだった。
しかし、事故を起こした当事者からすれば、事故直後に、両隣の近所が早朝もしくは深夜に、驚いて出てきたり、野次馬にくるのも、、恥ずかしい思いなどをするかもしれない。
そういう意味では、実は、寝ていて気が付かないというのは、とても親切な行為かもしれない。
一日一善。
今日も善き事をしてしまいました。

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