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富山県魚津市に行って来ました(4)

学生の時の夏休みに、

魚津で一人で野宿をしたことがある。


諸般の事情により、石川県の七尾湾にある能登島から、

新潟の自宅まで自転車で帰ることになった。

距離的には、約300kmくらいであろうか?

途中に観光もしたいので、1日150kmくらいの走る計算で、

まぁ、2日もあれば家に着くな、

と、海岸沿いの国道をひたすらに、新潟に向かって北上した。


そもそも、お昼近くに出発したのもあり、

また前日の宴会で遅くまで起きていたこともあり、体が重く、

結局、魚津のあたりで暗くなり始めたので、

海沿いにある小さな神社で、テントを張って一晩を過ごした。


翌日は、早朝に出発して一気に新潟まで帰るつもりで、

割と早めに、テントの中で、ランタンを消した。



******

仲間と一緒にテントで寝ることはあっても、

たった一人でテントの中で寝るのは、実は初めての経験であった。


夏の夜は、静寂に包まれた空間でないことに初めて気がついた。


深夜、海岸沿いの道路を走る車、バイク、暴走族ちっくな走り屋。

夜行性の鳥類の鳴き声。

カエルとかの小動物の鳴き声。

セミとかの昆虫の鳴き声。

そして、風の音。




とにかく、夏の夜は騒がしい。


仲間と一緒の時は、テントの中でみんなとバカ話をして、

疲れて、誰ともなく、いつの間にか寝入ってしまったのは、

そこに仲間いるという安心感のようなものがあったからだ、

ということに初めて気付いた。


自然の中で、たった一人の夜というのは、こんなにも不安なのかと、

喧騒の夏の夜に、

肉体的には疲れていても、頭の中は高揚し、


まどろみながら、

そんなことを思い知らされたのが、「魚津」という土地だった。

******

翌日、あまり寝れないまま、何となく重くベタベタした皮膚感の中で目覚め、

もそもそとテントを片付け、自転車にくくり付け、再び海岸線の道路を北上した。


ようやく、糸魚川市に到着した。

ここは、もう新潟県である。

気持ちの中では半分、「帰ってきた」と思った。


糸魚川では、博物館に行ったり、

そこで得た情報を元に、縄紋~弥生時代の遺跡巡ったりして、

「ほんのちょっと」のつもりが、

大分長い時間を費やしてしまった。


遺跡を巡った時に、たまたま近くに、「試掘」をしている現場があり、

そこの試掘をした際の「廃土」をあさってみたら、

なんと、小さな翡翠の原石を拾ってしまった、というハプニングもあり、

予定よりも随分と超過して糸魚川市に滞在してしまった。


冷静に考えたら、「もう、こんな時間」である。


確かに、ここは新潟県であるけれども、自宅周辺ではない。

実は、自宅まではあと200kmくらいある


という現実に気付き、私は再び海岸線の道を北上したのだった。

つづく。

Setyyubaitokuhon

雪中梅 特別本醸造

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