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にいがた酒の陣 2016(3)

毎年、この「酒の陣」では、

ほとんどの蔵元のブースで、

とにかく、何か目新しい新商品が必ず出品・販売される。


また、特に関東圏を中心に、多くの新潟県外のお客様が来場されるということで、

普段は、廉価な清酒やパック酒が主力商品の製造元が、

急に、地酒蔵っぽい商品を出品して、

それがあたかも主力商品のようなブースに仕上げている場所もある中で、

「腹が据わっていた」と感じたのは、越後桜酒造である。


先述のように、全国有数の酒処ということで、

このようなイベントでは、対外的には「地酒らしさ」を強調するのは、

外出時に女性が化粧をするのと、同義であると思う。


つまり、女性らしさを強調するために化粧をしたり着飾ったりするように、

「地酒らしさ」を強調するように、商品が出品されている、と私は思うのである。



このように述べると、


「じゃぁあなたの言う、地酒らしさって何?」


みたいな問いが当然発生するのだが、


概念や定義の話ではなく、


フツーに見た目の話として、


目の前に、パック酒をドーンと置かれて、私の故郷の地酒です。


と言われたら、納得するであろうか?

**********

例えば、東京の人の場合。


娘が新潟へ嫁に行った。

新潟と言えば、清酒の一大生産地。

酒はそんなに強くはないが、好きな方なので、

向こうのご両親の手土産は、大体いつも新潟の地酒である。

久保田とか越乃寒梅とか、東京でも売っている地酒もよくいただくが、

地元の方からもらうと、

なぜか美味いというか、なんか一味違う美味さがある。


先日、孫の顔を見に、妻と一緒に娘がいる新潟へ行った。

日帰りするつもりであったが、向こうのご両親がどうしてもいうので、夕食をご馳走になった。

地元の地酒です、

と言って出されたのが、パック酒だった。

確かに、パッケージには、「新潟県限定」と書かれてはいるが・・・



********

同じ状況下に自分を当てはめると、どう思うだろうか?


「(遠路はるばる)ここまできて、パック酒かよ!」という感情、

すなわち、

それは、瓶に入った酒よりも、パック酒は「下」、

という社会通念に起因していると言って間違いないだろう。



しかしながら、

自社で丹精込めて造った商品である。

お客さんのためなら、「下」であろうが、「上」であろうが、関係はない。


越後桜酒造では、自社の主力商品であり、

新潟で最も売れている「地酒パック酒」の試飲をしていた。

にいがた酒の陣は、

「その土地を大切にし、県外及び国外から来た人たちと共に、地元の食と地酒を楽しむことがコンセプト」であると、公式HPに記載されている。

だから、これでいいのだ。

ゆえに私は、敬意を表して一献頂戴したのだった。


Dsc_0940

Dsc_0941

ちなみに、うちの店には、

この白鳥蔵の180ml(一合)パックを、毎日2個ずつ買いにくる、近所のじいちゃんがいます。

つづく

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