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寺西化学工業の画竜点睛

数ヶ月前、

小学校の文化祭のバザーでの食券の作成と振り分け作業でのこと。

少し、手がすいたので、手元にあった「マジックインキ」をしみじみと観察してみた。





私見であるが、



「?」のマークが入った、ガラスの太く短い形状のマジックペンは、

実際のところ、

日常生活や日々の労働の中では、

ゼブラ社の「ハイマッキー」は使用するが、

寺西化学工業の「マジックインキ」は、

学校などの、「公」の機関や施設でしか見ないような気がする。

そういう訳で、私的には普段目にする事のない「マジックインキ」をしみじみと観察してみた。

観察したのは、「マジックインキ 茶色」




あっ!

Dsc_0645




電話番号の市内局番が、

「本体」と「箱」で違ってる!




ネットで検索すると、


「箱」の方の本社代表電話番号はあっているのだが、


「本体」は、市内局番の「6」が一つ足りない。

商品としては、最後の「詰め」を誤ったというか、


画竜点睛を欠く、というか・・・。

ただし、他の色は確認はしていないので、

偶々、私が手にした茶色に限った話である。

*******



しかし、一体、







なんなんだ?

この、「勝った感」。

1953年(昭和28年)の発売以来、

半世紀以上の歴史をもつ超ロングセラー商品に、




相撲でいうところの、

「うっちゃり」を決めたような爽快感。




近年、稀な、技の一つ。

それに細く微笑む私の気持ちは、


この、一所懸命に作業をしている数十人のPTAの人たちの中で、誰にもわかるまい。


*****

そもそも、一桁足りないというのは、時代の痕跡の一つだ。


誤植ではない、と私は認識する。




先述したように、「マジックインキ」の誕生は、昭和28年。

敗戦後、わずか8年である。

我が国に対し、米国が無差別大量虐殺を繰り返し荒廃した国土の中から、

復興の希望を描いた「魔法の筆記具」、マジックインキ。

本体のラベルの市外局番が、一文字足りなくても、何も問題はない。









なぜならば、

「マジックインキ」は、

そのロングセラーの歴史の中で、

すでに、私達の先人の歴史を、

描き続けているのだから。

Takatiyohoujyunkuro1_3

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