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2009年3月27日 (金)

猫狂想曲 3

アルバイトの高校生の女の子が、

「猫です!」

と、叫んだ。

三度、猫が戻ってきた事に、私達は無事であった事への安堵と、やっぱり困ったもんだという複雑な気持ちになった。

仕方がないので、20時を過ぎていたが、佐藤さんの家に猫を連れていった。

佐藤さんは、えっ?本当に来ちゃったの?みなたいな顔をしたが、自分自身がそう言ってしまった手前、後には引くに引けない状況になってしまった。

「まぁね、ここまで帰ってくるんだから、ひょっとしたら『招き猫』かもしれないよ」

と、佐藤さんは私の心をくすぐるように言った。

そして、とりあえず一晩、佐藤さんの家で預かってもらうことにした。

私は安心して、閉店のために倉庫に商品を片付けはじめた。

するとあの黒い猫が、佐藤さんの家から出てきて、私の足元に寄ってきた。

「早く家に帰りな」と言って、私は猫を外に出し、シャッターを閉めた。

冬の12月のようにシンと底まで冷たい夜だった。

こんな寒い夜に、猫に帰る場所が出来て、私は安心した。

ところが、翌日、その黒い猫が今度は、にゃーにゃー言いながらから堂々と、店の正面の自動ドアから入って来たのだった。

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