秋の高校野球新潟県大会2023
9月に入ってから、少しは涼しくなったような気もしないでもないが、まだまだ日中30度越えの日々だ。
そんな中、
正式には、第149回北信越地区高等学校野球新潟県大会(令和5年度秋季)。
1年生の三男にとっては、新チームになってから初めての公式戦だ。
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三男の通う学校の野球部は、
現在、部員は9人。
秋からは、1年生が1人増えて10人となるようだが、明らかな部員不足だ。
部員不足の状態は、長男、次男と中学野球でずっと経験してきたけど、
怪我などを考えると、とてもリスキーなチーム運営は誰の目にも明らかだ。
さて、今回の一回戦の対戦相手の県立M高校もほぼ同じような人数で、
こちらが9人に対し、相手さんは10人。
部員ギリギリのチーム同士の対戦だ。
その一方で、
私たちの次の第二試合は、私立の野球強豪校同士の対戦で、
既に大型バスで球場入りしている部員の多さや、それに帯同する保護者の人数も半端ない。
もちろん、スタンドでの応援もベンチ入りを外れた部員だけもすごい声量になるのだろう。
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試合は、三男達のチームが優勢でコールドゲームになりそうでならない微妙な展開。
試合中盤に、相手チームのピッチャー交代時、投球練習中に交代する投手の足がつってしまうというアクシデント。
他に投手がいないことから、治療のためしばらく試合は中断。
結局、投手交代をあきらめ、
さっきまで投げていた投手が再登板することとなった。
再登板による疲労感というか、悲壮感というか、がこちらのスタンドにも伝わってくる。
更に、相手チームの二塁手が一二塁間の打球を追った際に、足がつって倒れ込んでしまい、
これもまた交代要員がいないため、治療のために試合がしばらく中断。
最後は、ベンチで温存?していた秘蔵の「背番号10番」を投入し、なんとか試合が続けられた。
相手チームの満身創痍ぶりと、コールドゲームを決められない決定打を欠くこちらのチームの歯がゆさが続き、
もやもやしながら、結局、9回最終回までいってしまった。
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点差は5点。
こちらのチームは、余裕の継投での投手交代をしたつもりだったが、
この投手交代が裏目にでてしまい、9回表になんと相手に5点もとられて同点に追いつかれてしまった。
ギャー!
一回戦で負けてしまうのか?
スタンドの応援席は、相当ヤバイ空気に包まれた。
しかし、最終回、一死、一・二塁からライト前ヒットで、二塁ランナーが好走塁で生還。
サヨナラ勝ちとなった。
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相手チームの投手は交代もしてもらえず最後まで完投。170球。
こちらも先発ピッチャーが再登板したため140球。
交代要員のいないギリギリの人数で、治療のための2回の試合中断も含め、お互いに満身創痍の2時間30分を超える試合となった。
30度を超える気温と強い日差しの中、選手だけでなく、スタンドで応援している私たち保護者も、もうヘロヘロだ。
これが、勝ったからいいものの、負けた時の疲労感はハンパないだろう。
けれども、
強豪私立高校からみれば、確かに、野球の技術水準では遠く及ばない試合内容だったが、
2年近く公式戦での勝利がなかったチームにとっては、本当にうれしい一勝となった。
地元新聞誌やネットやスポーツ新聞の地域欄にも取り上げてもらい、随分と励みになったはずだ。
つくづく思うのは、レベルが低くても、部員が少なくても、
やっぱり、高校野球は、
「グラウンドの上でプレーしてこそ」だ。
(↑ スポニチ新潟版 2023年9月12日)
(新潟日報 スポーツ欄 2023年9月12日)
(↑ 日刊スポーツ 2023年9月11日)
(↑ 新潟野球ドットコム Xより)
(↑ 新潟野球ドットコム HPより)
(↑ 長岡高専ホームページ 2023年9月のトピックス)
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